移動平均線の基本的な使い方を毎日200銘柄以上のチャートを見ているトレーダーが徹底解説

スポンサーリンク
テクニカル分析

こんにちは、くまくま(@kumakuma_growth)です!

「移動平均線とはどんなものなの?」

「移動平均線の使い方がよくわからない」

テクニカル分析で基本的なツールとして多くの人に使われる移動平均線

とりあえずチャートを見る時、表示されるようにしたはいいものの「これってつかえるのかな・・・」と疑問に思いますよね

結論からいって移動平均線は数あるテクニカル分析ツールの中でも簡単に多くの情報が読み取れるとても便利なツールと言えます

僕は毎週1300種類以上のチャートを目にしていますが、移動平均線があるおかげで瞬時にいい銘柄を見分けることができます

またトレンドの強さなどもわかるようになり、銘柄選定のレベルがを格段に上がったおかげで投資成績もめちゃくちゃ向上しました

そこで毎日200銘柄以上のチャートをチェックしている僕が

  • 移動平均線とは?
  • 移動平均線の仕組みはどうなっているの?
  • 移動平均線の使い方を徹底解説

について解説します

移動平均線をマスターできると、瞬時に多くの情報が読み取れるようになります

かなり重要度が高い記事になりますので、ぜひ最後までご覧ください

ここで移動平均線の基本をマスターしよう!

初心者必見!移動平均線とは?

移動平均線とは

n日間の終値の平均値を移動させてそれをつなげた線

図で表すと

株価に沿っている赤い線が移動平均線ですね

移動平均線は、見かけによらず奥が深いツールだよ!

中級者以上は知っている!移動平均線の仕組みはどうなっているの?

上の章で、移動平均線とは「n日間の終値の平均値を移動させてそれをつなげた線」

と説明しました

これをわかりやすく図で表すと

このようになります

図は、5日移動平均線で5日間の平均値を繋げて作っていますが、10日間の平均値をとって繋げれば10日移動平均線になり、50日間の平均値をとって繋げると50日移動平均線になるという仕組みです

どの時間軸でも、仕組みは同じだよ!

図解付き!移動平均線の使い方を徹底解説

移動平均線を見るときに注目するポイントは3つあります

1.移動平均線の向き

上向き

買い売りを上回っており、上昇トレンドになっている

横ばい

買い売りのバランスが取れており、横ばいになっている

下向き

売り買いを上回っており、下降トレンドになっている

ベアくん
ベアくん

移動平均線でトレンドも判断できるよ!

買い売りを上回るとなぜ上昇トレンドができるのか、ピンとこない方は下記の記事を読んでみてくださいね

株式投資を行う上で知っておくと、チャートを見る力が格段に上がりますよ!

移動平均線の向きによってトレンドが確認できたら出来高も確認して、誰がそのトレンドを作っているのかも一緒にみて見ましょう

上昇トレンドの期間に、平均以上の出来高を伴っている日や週が多ければ、機関投資家がそのトレンドを作っている可能性が高いです

出来高の基本的な意味や使い方は、下記の記事で説明しているので合わせて読んでみてくださいね

2.移動平均線の傾きの角度

上昇トレンドだと、上昇の角度が大きければ大きいほど強いといえます

図1のように緩やかだった角度が急な角度に変わった場合、何らかの理由で需要供給を圧倒し始めたと見ます

図2のように急だった角度が緩やかな角度に変わった場合、何らかの理由で供給需要を圧倒し始めたとみます

移動平均線を使い、潜在的な需要と供給の力関係をいち早く見極めることにも使えます

3.現在の株価が移動平均線に対してどの位置にあるのか

現在の株価が移動平均線に対してどの位置にあるのかをみる理由は、トレンド転換の可能性をいち早く察知できるからです

図で説明すると

上昇トレンド中で、株価が移動平均線より上にあるとします

トレンドが崩れる時の最初のシグナルとして、まず株価が移動平均を下抜けます

このような状況が発生した時点で、今後さらに弱気のシグナルが出現しないか注意しながらその銘柄を観察することができます

また、N日移動平均線を使えば、N日間に株を買っているトレーダーの平均買値がわかり、相場参加者の損益がわかる

例として

ある日の株価が50日移動平均線より上にあるとします

ということは、過去50日間に株を買っているトレーダーは儲かっている(含み益が出ている)ことを現しています

逆に株価が50日移動平均線よりも下にあると過去50日間に株を買ったトレーダーは損をしている(含み損がある)と推測できます

相場参加者の損益がわかると相場に参加しているトレーダーの心理が分かり、今後どのような展開になるのか予想することもできるよ!

今すぐできる!移動平均を設定してみよう

どの日数に設定するか悩むと思います

僕はおすすめとして

  • 日足チャートなら50日移動平均線
  • 週足チャートなら10週移動平均線

をあげます

なぜなら50日移動平均線(10週移動平均線)は機関投資家の平均取得単価と言えるからです

ある本で機関投資家は株を買い集めるとき、値段を吊り上げないよう2~3か月かけ、日を空けながら購入すると書いています

株を買い集めるのに約40~60日かかることになりますので、間をとって50日くらいが妥当だと考えました

ちなみに成長株投資関連の本でも、50日移動平均線はよく使われていますね

多くの人に意識されているのか、自分で使っていてかなり有用性があると感じているよ!

50日移動平均線が、機関投資家の平均取得単価という前提で移動平均線を使うとします

そうすれば50日移動平均線は支持線、抵抗線として機能することもわかると思います

支持線、抵抗線については下の記事で詳しく説明しているので読んでみてくださいね

ポジションを取りたい機関投資家は、50日移動平均線まで株価が下がってくると「お買い得だ!」とおもい、株を購入し50日移動平均線で反発します

それが支持線となる理由です

逆に50日移動平均線を下抜けた場合、機関投資家が売りに回った可能性が出てきたことを示しています

一度移動平均線を下抜けて下降トレンドに入った時、株価が移動平均線まで再度上昇しても移動平均線が抵抗線となって価格が下落しているのもよく見かけます

理由は機関投資家が保有していた銘柄に魅力を感じなくなっており、なるべく高値(損益ゼロ)で売り抜けたいとおもう心理からこのようなことが起こっています

また移動平均線は短期、中期、長期と3本設定できますが

とりあえず日足チャートでは50日移動平均線、週足チャートでは10週移動平均線を組み合わせの中に混ぜておけばOKです!

あとは自分が気に入ったものを設定しておけばいいと思います

下記で紹介している、成長株投資本の中で使われている移動平均線の日数は、人によって様々なのでその中から参考にするのがおすすめです!

また移動平均線を使う時の時間軸については下記で紹介しています

まとめ

今回の記事は

  • 移動平均線とはどんなものか
  • 移動平均線の仕組み
  • 移動平均線の使い方、見るポイント

についてのお話でした

移動平均線はシンプルですが、様々なメッセージが受け取れる強力なツールです

移動平均線は奥が深く、上級者になると移動平均線をトレードのシグナルにして利益を取ったりしている投資家もいます

さらにここでは紹介していない、移動平均線を応用した様々な種類の移動平均線もあります

投資成績が安定し出したら、移動平均線についてもっと深堀していきレベルアップを目指していきましょう!

※これまで説明したことはあくまで成長株投資法からの見方なので、他の手法の方には当てはまらない説明も多々ありますので注意してください。

投資手法をまだ定めていない方がネットなどで適当に知識を仕入れても、手法によって意味合いが変わる情報も多くあります

そのような知識を仕入れるのは、時間の無駄になってしまいます

なので手法から先に決めて、株式投資を行いましょう

おすすめは成長株投資法です!

成長株投資法がどんな手法かは、下の記事で解説しているのでよかったら見てくださいね

中長期の手法なので、昼間仕事をしているサラリーマンの方や主婦の方にもおすすめの手法です

成長株投資法を理解し、利益出せるようになれば将来の金銭的不安がなくなりますよ

また本業と別にもう1つの収入源があると、精神的にめちゃくちゃ安定します

僕は投資で成果を出せたことで、視野が広がり人生の選択肢が大幅に増えました

ぜひチャレンジし一生モノのスキルを身につけ、一緒に人生をより良くしましょう!!